リハビリテーションが必要な例

リハビリ、リハビリテーションが必要となる各種の障害を分類した際、機能障害に続いて能力障害(Disability)についても述べる必要があるかも知れません。
これは前述の、機能障害を原因として、その結果起こっている能力の欠損や低下という症状を指しています。
先の歩行障害をはじめとして、コミュニケーション障害と言ったような、日常的に不可欠とされる能力の障害や低下を回復させるためには、目的に応じたリハビリ、リハビリテーションが必要となります。
このような日常生活動作はADLと呼ばれますが、このADLを復活させるためのアプローチとしてのリハビリ、リハビリテーションの方法は数多く用意されており、作業療法、理学療法、言語療法などがその大きな分類となります。
それぞれの専門家の指導の下で、残されている能力を活用して低下した能力を補ったり、または回復を目指すためにリハビリ、リハビリテーションが行われます。
さらに失っていたり低下した身体の機能を補うための道具を利用することもリハビリ、リハビリテーションの一環です。
このように能力回復に役立たせることのできる福祉用具には、1人では歩行することが困難な麻痺を持った患者さんが、車いすを用いることで、移動するという目的を果たすこと、つまり移動能力を獲得することなどが代表的な例としてあげることができるでしょう。
リハビリ、リハビリテーションではさらに、社会的な見地からおこなわれるものもあり、この場合のリハビリ、リハビリテーションは社会不利(Handicap)の解消を目指すためのものとなります。
これは社会的な関係において不利益を被っているケースに行われるリハビリ、リハビリテーションであり、例えば貧困のような経済的困難や介護が必要となる高齢者、就職困難、家や施設と言った建物の使用が難しい場合などに行われるリハビリ、リハビリテーションで、これは社会的背景、社会的環境を改善して、本来あるべき生活を維持させるべく行われるリハビリ、リハビリテーションです。
例えば行政などによる社会福祉サービスを利用できるようにすることや、日本でも最近始まった介護保険制度などがこれに当てはめることができるでしょう。
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