摂食障害のリハビリ

病気や怪我などによる後天的な障害によって、日常的に必要なごく普通の動作を行えなくなってしまう、と言う状態から、運動や訓練と言った様々なアプローチによって回復を目指すのがリハビリ、リハビリテーションですが、このような「日常的な普通の動作」というものは、健康なときには特に意識せずとも当たり前に行っているものです。
歩行や入浴、会話、排泄などは生活動作の基本ですから、何かのきっかけでそれが損なわれた場合、生活の質そのものが大きく下がっていってしまうことになります。
中でも食事をする機能が失われてしまうことは、生活、ひいては人生の質が大きく変化してしまう原因になってしまいます。
いうまでもなく食事は生きてゆくための基本中の基本であると共に、多くの人にとって楽しみ、喜びでもあるからですが、例えば脳性麻痺や脳卒中と言った脳疾患、神経系疾患、口腔、咽頭の病気を抱えてしまった場合は、食事を普通に楽しむことが難しくなってしまうことも少なくありません。
このような病気によるものだけではなく、誰にでも訪れる老化現象によって、噛む、飲み下す、といった動作も困難になることがめずらしくないことは、お年寄りが食事の際に咳き込んでしまうことが多いということからもよくわかります。
最近になって、この、食事に関するリハビリ、リハビリーションが注目を浴びています。
この比較的新しいリハビリテーション方法は、医師、歯科医から診療治療として認められるようになりました。
栄養を補うにあたって、点滴などの受動的な方法でなく、自分の口で噛んで飲み込むという行為が、身体機能全体の回復に重要な効果を持つばかりでなく、患者本人の意欲、気力と言った点についても大きな力を持っているということもわかってきており、摂食のリハビリテーションの大切さがクローズアップされています。
このリハビリテーションには、リハビリテーションの専門家である医師、作業療法士、理学療法士ばかりでなく、言語聴覚士、歯科医師、栄養士といった専門職が関わってすすめてゆくことになります。
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