ベッドでできるリハビリ

高齢者のためのリハビリ、リハビリテーションとして、ベッドから起き上がれない状態でも行えるプログラムがあります。
ベッドで横になったまま長期間過ごすと、身体を動かさないことが原因で拘縮が起こり始めますが、それを防ぐためにもリハビリ、リハビリテーションは重要です。
筋肉や関節を動かすことができない状態のままでいると、萎縮して固まってしまい、ますます運動がしにくくなってしまう状態が拘縮です。
これを防ぐためのリハビリテーションは関節可動域訓練と呼ばれます。
ROMと略されることもありますが、その手順としては、まず対象の高齢者に訓練の必要性を十分説明すること、訓練の前に関節を良く温めることから始め、それぞれの関節を数回ずつ動かす訓練を毎日1セット以上行うようにします。
関節可動域訓練の注意点としては、訓練中には積極的に話しかけること、くれぐれも無理はしないこと、などがあります。
関節可動域訓練の具体的なリハビリテーションの内容を見てみると、まず足関節の訓練として、アキレス腱をつかみ、伸ばしながら膝を直角に持ち上げ、足底を膝に押しつけると言う動作を5,6回繰り返すというものがあります。
膝と股関節の訓練では、伸ばした足を持って、下肢全体を外、内へと動かしたり、膝、股関節を同時にできる限り最大限まで曲げる、また90度に曲げた膝、股関節を内、外へと回す、と言った動作を行います。
また手の関節の訓練では、手首のストレッチとして、ゆっくり手首を後ろにそらし、指を一本ずつ伸ばすという動きを行います。
指はこのような運動によって一端伸ばすことができても拘縮が起こりやすいため、ふだんから丸いボールのようなものを握らせておくという方法もあります。
腕の訓練では直角に曲げた肘を立てて手のひらを内向き、外向きへゆっくり回転させる、肘の曲げ伸ばしを行う、頭、足にむけて曲げた肘を上下させる、肩の関節を動かすように、腕を前から上に、横から上にと順番に持ち上げる、という運動も関節や筋肉の動きを鈍らせないためのリハビリとして行うことができます。
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