日常的なリハビリ

高齢者のリハビリテーションでは、自宅での動作訓練も大切な要素となる場合も少なくないことでしょう。
身体に麻痺などがある場合でも、日常的な身の回りのことを少しずつ行ってゆくことで、回復に繋げるリハビリテーションとして有効で、たとえば着替えについてみてみると、麻痺があった場合でも、身体のバランスをとることができていれば、自分で行うこともできるようになる可能性があります。
特に長期間横になっている高齢者には、着替えをする際に動かさなければならない関節や筋肉の訓練は、リハビリテーションとしてはとても効果的です。
気をつけたいこととしては、ベッドや椅子に腰掛けるなどして、身体の安定を確保した上で行うことで、さらに焦ったり無理をしたりせず、一つの動作を終えたら身体のバランスを取って安定させ、身体を支え直すようにして進めてゆくと良いでしょう。
また着替える衣服についても、着替えやすい物を選ぶ必要があります。
例えばシャツであれば、伸びのよいストレッチ素材で、脱ぎ着のしやすい、首周りの襟ぐりを広くとったものが良いでしょう。
なれないうちは袖の通しやすい半袖のもののほうがよいかも知れません。
初めのうちは軽く羽織ることのできる前あきのシャツであれば簡単な動作から始めることができます。
次第にマジックテープ止めのシャツ、スナップボタンのもの、最後に指で止める必要のあるボタンシャツと言った具合に難易度を上げてステップアップすることで効果的なリハビリテーションとすることができます。
身体の機能回復を待ち、長くベッドに伏せっている高齢者にとっては、着替えは単なる着替えではなく、リハビリテーションであることを考慮に入れて、介助する家族はゆっくりと時間をかけて待つことが大切です。
時間がかかってしまってもできる限り手を出さずに見守る姿勢が効果的な訓練としてのリハビリテーションとなります。
シャツだけでなく、ズボンなども座ったり、またベッドに横になっている状態からでも自分でできる限り行うようにすると良いでしょう。
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